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素晴らしい
(2003-11-28)
オインゴ・ボインゴが音楽的に重要な転換期を迎えたのがアルバム「Boingo」(1994)であると考えている。バンド名も何故かこの1枚だけ「Boingo」名義となっている。それまで不可欠だったホーン・セクションを廃し、新たにギタリスト1人を加えて録音されたこのアルバムは以前のアルバムと異なる手触りがある。フリークス達で飾られたジャケットやインナー・スリーヴ。これらの意味するものは?エルフマンの中にはかなりの映画で一緒に作業を行ったティム・バートン監督と切り離せない通奏低音とでも言うべきものがある。それは自身の内奥にある否定し難いフリークス性の発露、心情の吐露でもあるかのようである。曲の展開のさせ方等非常に映像的なものを感じさせる音楽に仕上がっている。これはエルフマンが映画音楽を製作してきた経験を如何にロック・バンドで具現化させるか、それを試みた非常に実験的で挑戦的なサウンドであると思う。そして個人的にはこの方法論は見事に昇華し成功していると思う。収録曲「Mary」のオーケストラを従えた耐え難いまでの美しさはどうだろう?これまでのアルバムに散見された、悪く言えば気の抜けたようなおどけたキャッチーな曲を廃し、シリアスな路線でアルバムをまとめているため、恐らくオインゴ・ボインゴのアルバム中で最もコンセプトを感じさせるトータルな仕上がり具合を見せている。で新作を期待していたところこの解散ライブである。但しこれは素晴らしい!以前のホーン・セクションも呼び戻しまさにOINGO BOINGOの集大成を見せてくれる迫力あるライブ。DVDのリージョン・フリー盤の発売を強く望む!
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