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☆5つ
(2008-07-16)
「彼岸」にいるモノたちとそれに振り回される「此岸」にいる人々を、見えるけど祓えない姉、見えないけど憑かれやすい妹という姉妹2人の視点から描きます。
時にほのぼのと、時に恐ろしく、時に哲学的に描かれる様々な「怪」。
それらの底に見え隠れする人間社会の「優しさ」と「残酷さ」までを、直接的に、また間接的に示してくれる、まさに「良作」と呼ぶにふさわしい作品ではないかと思います。
派手なバトルやファンタジーはありませんが、それを補って余りある「説得力」。
☆5つでお薦めです。
次巻の出るのが楽しみなおすすめのマンガです
(2008-02-21)
妖怪を見る力を持つ檜原静流と、それに憑かれやすい体質の檜原瑞生。移ろい行く四季の中、都会を離れ、拝み屋の祖父の元で暮らす檜原姉妹が出会う数々の事件と、二人の少女の成長を情感豊かに描いた作品です。
妖怪の出てくるマンガというと、それらと戦い調伏していくといったよくあるようなストーリーと思ったら大間違い。事件とはいってもほんの些細なものも多く、それでも不思議な力を持つ二人にしてみれば一大事なわけで、それにどう対処していったらいいのか、妖怪や不思議な力との上手な付き合い方などを、祖父を先生として少しずつ学んでいく二人の姿がとても印象的です。
人に仇なすような恐ろしい妖怪も出てくるものの、どこか懐かしさを感じさせる風景描写自然描写と相俟って、ほんのりと優しくなれるような、また、けっこうまじめに妖怪や古くからの民間伝承に対する考察がなされてあったりして、妖怪って本当にいるんじゃないかな?と考えさせられる好作品、今いちばんおすすめのマンガです。
ほのぼの妖怪物
(2007-09-06)
主人公は姉の静流(しずる)と妹の端生(みずき)で静流は本来見えない妖怪が見える体質、端生は妖怪に憑かれやすい体質を
それぞれ持ち、日常生活の中で妖怪との出会いを中心に物語りは構成されている。話は一話完結を基本とし妖怪は一話に一種類
紹介される形となる。妖怪物だが「極楽大作戦」や「うしおととら」などとは異なり除霊は妖怪にお願いして去ってもらうので
アクションは皆無。作品のテイストはトトロを思い浮かべてもらうとよいと思う。ほのぼの、まったりと話が進んでいく。ただ
妖怪はトトロのような奴ばかりではないので悪いものに憑かれて冷や冷やすることも…。
何か落ち着いていて夢のあるほのぼのとした穏やかな漫画を求めている人にお勧めの一冊です
お勧めです。
(2007-02-21)
物の怪を視ることができる姉と、物の怪に憑かれやすい妹の、物の怪に関わる連作短編。霊的な選良の、物の怪への親近感と畏怖の両面が描かれる。土俗的な独特の雰囲気とポピュラーな絵柄の絶妙な調和。
ほのぼの妖怪物語。
(2006-06-26)
妹瑞生は妖怪に憑かれやすいが見ることは出来ない、姉静流は望まずとも見えてしまう。
そして、二人にとって妖怪がいる日常こそ、ごく当たり前の世界。
丁寧に描かれた背景、特に木々などが葉のざわめきも聞こえそうなほど良く描かれているので、なるほど妖怪がいても何も不思議じゃないんじゃないかと思わせる、田舎の風景。
妖怪がいるのが特別なのではなく、昔から続いている当たり前の出来事。
そんな風に感じさせられる世界観でした。
穏やかで優しい静流に、ちょっと生意気だけど素直な瑞生。
仲の良い二人の関係、やりとりがとても良い感じだし、
拝み屋である祖父は、落ち着いていて全てを見通す様な祖父は中々いいキャラです。
そんな祖父でも妖怪を祓うわけではなく、拝んで離れて戴く。
時には何もせず、本人の心持ちだけでも離れていってくれたりする。
妖怪が悪いわけではなく、妖怪というのはそういう物。
二人は毎回妖怪の存在を介して、何かを学んでいきます。
妖怪の絵も怖すぎず可愛すぎず、でも雰囲気は良くできているという、お話の世界観とはとてもよくマッチしています。
最近妖怪の話にはまって色々読んでいるのですが、これが一番のヒットでした!
エンターテイメント性としては弱いかもしれないし、おどろどろしい妖怪や、妖怪と人間の対決を望んでいる人にはお勧めは出来ないですけど。
良くある妖怪が悪さをして祓う、というだけではなく、理解して受け入れる、妖怪との共存がテーマなお話。
雰囲気重視のほのぼのした、妖怪物語。
一話読みきりなので、結構あっさり読めて好きです。



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